5月9日(メイクの日)活動報告 2
担当:高瀬孝三:菅原明子:池野多恵 <Going Tohoku>
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今年も昨年に続き、メイクの日の5月9日に福島県相馬市にある仮設住宅の集会所にてチャリティメイクを行ないました。私は主に雑用とカメラ担当で参加させいただきました。
東京都大田区の事務所を朝8時頃にチャーターバスで出発した私たちは、約5時間を経て午後1時頃に到着しました。
飯舘村社会福祉協議会の方々や集会所管理人の方に温かく迎えていただき、
挨拶を交わしたあと、私たちスタッフは、バスから荷物を降ろして第1部のコンサートの準備に取り掛かり始めました。
スピーカーやマイクなどの音響設備の設置が終わり菅原やすのりさんのコンサートリハーサルが始まりました。
そのリハーサルの歌声が呼び水になったかのように、徐々に仮設住宅にお住みの方々がお集まりになられ、
コンサートが開始する頃には、集会所は、満員に近い状態となりました。
菅原麗子さんも、感極まって涙腺が熱くなっているのが、伝わってきました。
私達も、もっと しっかり しないと!
と、年上ですが、感化されてしまったくらいです。
コンサートは終始なごやかで明るいムードで進み、歌手の歌う童謡(ふるさと等)や日本の名曲(あざみの歌、愛燦燦、その他)と一緒に、お歌を楽しそうに口ずさむ参加者の顔が、そこにはたくさんありました。
コンサートの終盤、『千の風になって』を歌い始めていました。
「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。眠ってなんかいません。千の風に 千の風になってあの大きな空を吹きわたっています」と歌うと、
多くの参加された被災者の方々は津波や地震でお亡くなりになった親族や友人、知人の方々の痛みや苦しみ、震災前の元気な頃のお姿を思い出されたのでしょう。
歌詞に心を重ね、目を赤くして涙ぐまれていらっしゃり、震災が奪った尊い命の甚大さを私は改めて心に刻んだのでした。
温かな拍手でコンサートは締めくくられ、その余韻が冷めないまま、すぐにメインイベントの第2部チャリティーメイクとなりました。<後日、恥ずかしながら、チャリティーではなく、メイクの日。スマイルプロジェクト活動だよ。と菅原麗子さんに何度か指摘されましたが
いまいち、分からないので、もっと 勉強しないとです。<Going Tohoku>も随時更新中です。宜しくお願いします。>
第2部が始まると同時に昨年同様嬉しいことに、
ついに、メインとなる、
スマイルメイクの日が始まる!と、一気に熱気が会場に。
また、
菅原麗子さんが旗揚げした
NGO日本スマイルメイク協会及び、NGOスマイルプロジェクト(Action for Fukushima)へ、NHK福島放送局のテレビカメラや記者の方々が取材をしたいとのこと、訪れてくださりました。
最初にNGO日本スマイルメイク協会理事長の菅原麗子さんの挨拶から始まり、その後、メイクアップアーティスト4名とプロのアロマテラピスト1名により、順番に被災者の方々を対象としたチャリティーメイクがはじまりました。(※アロマテラピストの方には、マッサージとアロマテラピーによる施術をしていただきました!)
とても みなさんわきあいあいですね。
レイコさんとかわいいわきあいあいなムードが伝わります。
チャリティーメイクをお受けになられた多くの方は、震災後の混乱の中でお化粧をする機会のなくなった方や、戦後のご苦労の中で、これまでお化粧をするご機会に恵まれなかった方々でした。
チャリティーメイクを受けられた方々が、鏡で頬紅でほんのり頬が赤く染まったお顔を折々に見て、照れ笑いするお顔に我々スタッフ全員が、来て良かったと思ったはずです。
そんな素敵な笑顔を、カメラのレンズ越しに見る事が出来て、私自身も本当に嬉しかったです。
ハッピーそのものです。
チャリティメイクが終わり、荷物をすべてバスに積んで、集会所を去る私たちは自然とバスの窓を開けて見送って下さっている方々に手を振っていました。
メイクを受けていただいた方の一人と、飯舘村社会福祉協議会のスタッフの方々は、私たちの乗るバスをずっと見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。
私たちはなんだかこの一期一会の一瞬と人情に切なくなってしまうと同時に、たくさんの大切なものを戴いたような気がして感謝の気持ちでいっぱいになりました。
菅原やすのり歌声キャラバン 担当:高瀬孝三:
<Going Tohoku>理事長 菅原明子 スタッフ:池野多恵:
菅原やすのり歌声キャラバンはこちらから。 担当:高瀬。